プレゼンスキルの効果的な伸ばし方は『評価指標』にあった!?

パフォーマンス評価・設計, 人材育成, 可視化・体系化, 商談力, 営業力強化, 学習支援, 教育評価

お客様へ自社サービスの説明、事業の企画など、自らの提案を伝えるプレゼンテーションは、ビジネスシーンにおいて避けて通れないものです。練習したのに失敗してしまった、お客様に納得してもらえなかった、という方もいらっしゃるのはないでしょうか?
今回はプレゼンの効果的な練習方法と、実際にその方法でプレゼン練習をしてみてどうだったかをご紹介していきます。

「評価指標(ルーブリック)」用いて練習する

プレゼンの明確な目標・ゴールが漠然としたまま、なんとなく練習をして振り返りをするなんて時間の無駄です!まずプレゼンの目標・ゴールを決め、どこができてどこがいないのか明確にするところから始めます。そんな時に効果的な練習を支援するツールとしてルーブリックを活用します。ルーブリックとは、主に教育の場面で用いられる評価手法の一種で、学習者の理解度や技能の到達度を測るための指標です。詳しくはこちら⋙ルーブリックとは?
参考:成果につながる人材育成システム「スキル評価」
参考:パフォーマンスの状態を可視化できる評価指標「ルーブリック」

メリット1.到達度が可視化される

明確な目標・ゴールが項目ごとにレベルで設計されているため、的確に現状を把握することができます。
また、到達度が分かるため次の改善策を見出すことができ、効率的に練習ができます。

メリット2.評価者間の振り返りの評価目線がずれない

他者にプレゼンのフィードバックしてもらう際、アドバイスが人によってバラバラなんてことはありませんか?
ルーブリックは評価基準が明確であることにより、評価者によって評価がぶれることがなくなり、的確に現状を把握することができます。

メリット3.お客様目線で理解度を測れる

弊社のプレゼンのルーブリックの場合、プレゼンを聞く側つまり“お客様目線”で設計されています。
そのため、私がどう伝えたかという伝え目線ではなくお客様目線で客観的な評価ができ、振り返ることができます。

ルーブリックを用いてプレゼンスキルを磨いてみた!

実際に社内のプレゼンルーブリックを用いてテーマをお客様への会社説明とし、20回プレゼンテーションの練習・振り返り・練習と繰り返してみました。
<プレゼンチェックカード>

プレゼンテーションルーブリック総合点数
<話し方・視線などの観点>  <内容の観点>
1回目30/66点            12/36点
2回目33/66点            12/36点

10回目51/66点          24/36点

19回目64/66点          33/36点
20回目64/66点          35/36点

~感想~
・弱点が明確になるので、克服するための行動に優先順位をもって行動できた
・他者の“感覚の振り返り”には今まで抵抗があったが、ルーブリックを元にしたフィードバックは受け入れやすかった
・お客様目線にたった振り返りができたことで自分中心のやった・やらないではなく、相手に伝わっているいのかと常に本当のゴールに立ち戻ることが出来た
・定量的な評価により、目に見えて点数が良くなっていくことがモチベーションになった

あなたの業務に必要なスキル・育成にルーブリックを活用してみませんか?

今回はスキルの向上にルーブリックを活用してみました。また別の機会に他の活用方法をご紹介したいと思います。
この手法は、商談やプロジェクトマネージメント、会議のファシリテーションなどのスキルに適応できるものです。
スキルの向上にお悩みの方はお気軽にリープまでご相談ください。

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