インストラクショナルデザインのはじめ方教えます
教育設計って何から始めればいいの?
リープではこれまで、日本の人材教育に蔓延る「K K D(勘と経験と度胸)」的教育にお悩みの皆さまの一助になればと、様々な『インストラクショナルデザイン』の理論やモデルをご紹介してきました。ですが……
「結局、何から始めればいいの?」
そんなお声が聞こえてきそうな今日この頃です。
ID実践への第一歩 ~『メーガーの3つの質問』と『カークパトリックの4段階評価』~
そこで、そんな疑問をお持ちの皆さまに、先達の声をお届けしたいと思います!
『小児医療における保護者教育』という、もとはIDが取り入れられていなかった教育の場面へのID導入を実践されている 十日市場こどもクリニック 院長 奥 典宏先生 が、IDモデルの「メーガーの3つの質問」と「カークパトリックの4段階評価」をスモールステップで実践されたご経験についてお話してくださいました。
なぜ“保護者教育”?と思われるかもしれませんが、奥先生のID実践エピソードには、ビジネスの人材育成の現場にも役立つIDのヒントが様々にちりばめられているのです。
なぜならIDが支援する「人が何かをできるようになること」(人の学び)とは、言い換えれば“人の行動変容の達成”であり、医療の現場であってもビジネスの現場であっても、“人の行動を変える働きかけ”の場で大いに役立つからです。
ですからIDは決して教育担当者のためだけのものではなく、人の行動・行為を起点とするあらゆる場面に役立てることができます。
奥先生のご専門である小児医療においては、保護者の方々に、病気のこと、薬のこと、治療生活のことをご理解いただけなければ、お子さんの治療の効果に影響してしまいます。
患者であるお子さんやその保護者の方々は、当然ながら十人十色です。
そんな前提知識も、背景も、環境もバラバラな“学習者”に正しく理解してもらうためには、どう教えていくべきなのでしょうか。
リアルなID実践のエピソードをお話しいただきました。
十日市場こどもクリニック 奥 典宏院長 インタビュー『小児医療におけるオンライン保護者教育』
【第1回】保護者教育とインストラクショナルデザイン
【第2回】オンライン保護者教育の実践と課題<前編>
【第3回】オンライン保護者教育の実践と課題<後編>
【第4回】今後の展開と企業内教育への応用
奥先生へのインタビュー、ぜひご覧ください!