「学び方」を学ぶ方法(実践事例紹介編)

インストラクショナルデザイン, 人材育成, 会社紹介, 学習支援, 教育設計

「学び直し」という言葉を目にすることが多いこの頃、業務やプライベート問わず「大人の学び」「社会人の学び」に関心を抱いている方が少なくないのではと思います。

先日『「学び方」を学ぶ方法』についてご紹介しましたが、インストラクショナルデザイン(ID)では、学ぶスキル(認知的方略(*)といいます)を身に付けることは非常に効果的かつ重要であるとされています。

自分に合った学び方は学習の速度を速めるので、自分の学び方を知らなかったときよりもよりスピーディに、意欲的に、どんどん学んでいくことができるからです。

*「認知的方略」を含む学習成果の分類についてのご参考: 実務スキルってどうやったら最速で鍛えられますか?

理想的には、IDの知識やスキルを身に付けそれを自身の学習に適用できることが一番良いのでしょうが、それはかなり難易度が高いですよね……。

「自身の学び方を設計する」というと何だか壮大に思えてしまいますが、学習設計の第一歩は「自分に合っていそう」という方法を見つけること!

そこで今回は、私たちの事例が何かしらヒントになりましたら幸いと思い、「リープメンバーは日頃どんな学びの工夫をしているのか!?」について、関連するキーワードとともにご紹介させていただきます。

工夫1:「読む派?見る派?聞く派?書く派?」を知る

自己学習(とくに独学の場合)の難しさは、続けることにあるのではないかと思います。
忙しい日々の中、少しでも「面倒だな」と思ってしまうと、もう続かない!ということで、まずはご自身に合ったインプット方法を探してみるのはいかがでしょうか?

文字で読む、映像やイラストで見る、音声で聞く、書き写す。人によって情報の取り入れやすさ(理解しやすさや集中のしやすさなど)は異なります。
どれも普段何気なくやっていることですが、あらためて、どれが一番しっくりくるか、面倒と思わずに続けられるかを振り返ってみるのもよいと思います。

弊社でも、オーディオブックやスマホの音声読み上げ機能を好んで使っているメンバーもいれば、常にメモやノートにアイディアや学んだことを書き込むタイプのメンバーがいたりと様々です。

大切なのは、自分が“理解しやすい”、“続けやすい”方法を知ることです!

【関連するキーワード】
メタ認知,動機づけ,ARCSモデル,学習環境

ご参考永遠のお悩み「人のヤル気」問題に答えます
ご参考『キャロルの時間モデル』で成長の阻害要因を整理しよう

工夫2:学ばざるを得ない場を設ける(講座や資格試験に申し込む)

「学びたい」「学ばなきゃ」と思っていても日々の業務や生活に追われる中ではついなおざりになってしまうもの。
研修や授業など“場に赴くこと”や、受験のような“期限がある状態”にすることは、学びのトリガーになるのでおすすめです。

リープメンバーは、講座やセミナーを受講する、資格試験に申し込んで勉強を始める、社会人大学院などに入学する、などの方法で学びの場を確保しています。

【関連するキーワード】
学習目標,動機づけ,自己調整学習,アクションプラン

ご参考育成や学習がうまくいかないのは「目標に問題アリ」かも!?

工夫3:学んだことをアウトプットする場を確保する

学んだことが実際に身についたかを確かめるには、アウトプットすべし!というのはインストラクショナルデザインの基本的な考え方です。

学んだことを誰かに話す、ノートに書き出したりドキュメント/スライドなどにまとめたりしてみる、ブログやSNSにアップする、同僚に教えてみる……などなど。
アウトプットすることにより、自分が理解できている/できていない箇所を整理できますし、振り返りや復習にもなって知識の定着につながります。

リープでは、メンバーが各々学んだことを教える社内講座を実施して、相互に学ぶ場づくりをしています。

また、当ブログを書いているときに知識のヌケモレや間違って理解していたことに気づくこともしばしばで、「ブログを書くこと」も一つの学びの場になっています。

【関連するキーワード】
評価,事前・事後テスト,TOTEモデル,動機づけ,経験学習

ご参考インストラクショナルデザインのはじめ方教えます
ご参考何度もチャレンジすることがかっこいい!そんな社風があなたの会社にはありますか?

工夫4:師匠や仲間のそばで学ぶ

何かを学ぶ際、独学も可能ですが、やはり他者との関わりの中で学ぶと、その効果は段違いであるように感じます。

教え導いてくれる師匠がいればそれに越したことはないでしょうが、学んだことを気軽に話せる相手がいるだけでも大きく違います。
「最近こんなことを知ったんだ」「○○についてどう思う?」と話して何らかのリアクションをもらうだけでも、自分一人では気づけなかった視点や考え方を知ることができます。

私の場合は上司が師匠であるほか、同じ分野を学ぶ仲間(大学院の同期など)がいるのですが、上司や仲間と話すことで、自分一人では気づけなかった考え方や視点を得る機会が本当に多く、誰かと学ぶことの大切さをひしひしと感じていますし、「学んでいる実感」も高まって学ぶことが楽しくなりました。

同じ分野を学んでいる人が身近にいない、という場合には、SNSなどを活用するのも一つの手だと思います。とくに最近は勉強に特化したSNSやオンライングループで目標達成を目指すアプリなどもありますので、ぜひご自身に合った方法を探してみてください。

【関連するキーワード】
協調学習,協同学習,インフォーマル学習,認知的徒弟制

ご参考“研修”と“現場”の垣根をなくすワークプレイスラーニング

学び方を学ぶことは、スキルアップのための奥義!

いかがでしたか?

「これを学びたい」「あれを学ばなきゃ」と思うことは多々あれど、それらをどう学ぶのか、自分に合った学び方とは何なのかについて思考を巡らすことは案外少なかったのではないでしょうか。

学ぶスキル(認知的方略)を身に付ければ、どんなことでも、自分に合った学び方でどんどん学ぶことができます。それってなんだか無敵な感じがしませんか?
ぜひ、ご自身に合った学び方を探してみてください!

なお、職場や企業に合った学び方を知りたいという場合にも、リープがお手伝いさせていただきますのでぜひお問い合わせくださいませ!

お問合せはこちらから

YouTubeでも本記事の内容をご覧いただけます。

関連記事一覧