用語集

キャロルの学校学習の時間モデル

概 要

ジョン・B・キャロルが提唱した、学習の到達度は「学習に必要な時間」に対して「学習に実際に費やした時間」の割合によって決まるという、時間と個人差の関係を表したモデルです。

解 説

学習成果を左右する変数として、学習に必要な時間を左右する要因(課題への適性、授業の質、授業理解力)と、学習に費やされる時間を左右する要因(学習機会、学習持続力)の5つを挙げています。従来の「時間は一定で、到達度に差が出る」という教育観から、「到達度を一定(完全習得)にするためには、学習者に応じてかける時間を変え、授業の質を高めるべきだ」というパラダイムシフトをもたらしました。 実務において、eラーニングや自己ペース学習の設計において、学習者個人のペースに合わせた柔軟な学習環境を提供する際の強力な理論的根拠となります。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』
鈴木 克明(2015) 『研修設計マニュアル』
鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』