用語集

ドリル制御構造

概 要

基礎知識を学んで覚えるためのドリル型eラーニング教材を作る際に、効果的に学べる工夫のことです。
導入画面、練習サイクル、終了画面の3つで構成され、主要部分は練習サイクルです。

解 説

市川(2008)による代表的な練習サイクルは以下の6つになります。
・単純なドリル:出題するすべての問題は「ワーキングプール」に入り、1つずつ順番に出題(正誤に関わらず、次回も最初から全部出題)
・2プール型:正解した問題は「ワーキングプール」から「レビュープール」に移動される。次回から不正解の問題だけ繰り返し出題。
・項目間隔変動型:2プール型の変形。正解した問題は「レビュープール」へ格納。不正解問題は何問か後に再出題。さらに、徐々に間隔をあけながら再出題を繰り返す。
・3プール型:すべての問題は一旦「アイテムプール」に格納。一度に覚えられる分量(10問程度)だけ「ワーキングプール」に抽出して出題。正解した問題は「レビュープール」に格納される。不正解問題+「アイテムプール」から補充された問題が「ワーキングプール」に入り、繰り返し出題。
・復習機会増加3プール型:原則は3プール型と同じ。レビュープールに日付の概念を与え、正解してから一定期間が経過した問題は再出題される。
・状態前進型:復習機会増加3プール型の発展形で事前テスト(既知の問題を削除)とリハーサル機能(問題と答えを提示して学ぶ機会)を追加。さらに、レビュープールを3つ用意し、正解した問題も1日後、3日後、7日後などに再出題される。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 110