多肢選択問題を活用し、経営理念を社員に浸透させるための手法として、佐藤・秋山(2012)が提案しています。この問題に客観的な正解が存在するわけではないが、選択肢を一つずつ吟味するプロセスを通じて、まずはどういう会社にしたいと経営トップが考えているのかを社員に伝えるツールとなります。
用語集
ビジョン検定
概 要
解 説
その会社にとって現在の正解は③であると考えていることを、①や②も遠い目標としては良いが、当面目指す姿ではないという比較対象として「不正解」の選択肢として意図的に設定します。この手法は問題の選択肢として何を選ぶかだけではなく、その問題の解説文に何を表現するかによってもさらなる展開が可能です。社長訓示などの説教方式で浸透を図られることが多い経営理念でも、クイズ形式にして選択肢を工夫し、解説を工夫することで楽しむことができると同時に、深い思考へと誘う契機とすることができるでしょう。
参考文献
鈴木克明 (2015) 研修の評価・改善を計画する 研修設計マニュアル 北大路書房 p192-193