用語集

ブルームの目標分類学(タキソノミー)

概 要

ベンジャミン・ブルームを中心とした米国の教育心理学者たちが、長い年月をかけて検討・整理したのが「ブルームの目標分類学(タキソノミー)」です。教育の目標とする領域を「あたま・こころ・からだ」の3領域(認知・情意・精神運動領域)に分け、それぞれに下位のレベル分けを提案しました。認知的領域が1956年に、情意的領域が1964年に公表されました。(精神運動領域のタキソノミーに関しては数通りの試案が発表されていますが、最終的なものには至っていません)

解 説

背景には、当時問題視されていた「機械的暗記型・言語主義的教育」がありました。「知識」が与えられたことをそのまま繰り返すレベル(いわゆる丸暗記)であるのに対し、「理解」レベルになると頭で考えて、変形(表現を変えて自分の言葉で答える)、解釈(与えられた情報間の関係を答える)、あるいは外挿(示されていない内容を予想して答える)などが求められるからです。「知識」を学ぶことの重要性は認めた上で、試験問題を上位レベルで作成することを意識することによって、教育のゴールをより高いレベルに設定することができる、というメッセージが込められていました。ブルームの目標分類学は、高次思考力を表現できていないなどの批判から、その後多くの修正や改訂が試みられています。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「ムダのなさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 164