集団でアイディアを出し合い、相互作用の中で豊かな発想を誘発する技法です。略してブレスト。アレックス・オズボーン(1963)により作られた造語です。
その考え方の核心は、批判的な意見は創造性にとって敵となる、というもので、以下の基本原則が定められました。
1.批判厳禁:アイディアが出尽くすまで、どんなアイディアであっても善し悪しの評価を下してはならない(今は発散の時)。
2.自由奔放:アイディアは途方もないものであればあるほど良いという気持ちを持つ。実現性は気にせず、頭を柔らかく、遠慮せずにアイディアを出す。
3.質より量:いきなり良いアイディアは出ない。とにかくたくさん出してみる。思いつくアイディアが多ければ多いほど、最善のアイディアが見つかる可能性が高くなる。
4.結合改善:以前に出されたアイディア同士を結び合わせたり、以前のアイディアに基づく新しいアイディアを考えたりする。つまり、人のアイディアを積極的に活用する。
用語集
ブレインストーミング
概 要
解 説
ブレインストーミングの手順
準備編
・目的:ブレインストーミングの具体的な着地点を明確にする。
・参加者及びグルーピング方法:1つのグループの人数は4〜6人程度が最適。さまざまなバックグラウンドを持った人が混在していることが望ましい。
・実施時間と場所:実施時間は1〜2時間程度。場所はできるだけ周囲の雑音を遮断でき、リラックスできる環境。ホワイトボードや壁に模造紙を貼ることができる部屋が最適。
・準備するもの:ホワイトボードや模造紙、マーカーペン、ポストイット、タイマー
当日編
・4原則を再確認:「批判厳禁」「自由奔放」「質より量」「結合改善」の4原則を再確認し、ブレストは発散フェーズであり、アイディアの量が重要であることを再確認する。
・本日のテーマ、終了時間、落としどころ(アウトプット)を説明。
・必要であればアイスブレイク活動(お互いを知るための活動など)
・必要であれば簡単な練習。
・メモ:出てきたアイディアはチームごとに書記を決めて、必ずメモを残す。共有のため。
・競争:アイディア数を競うことを事前に伝えると集中できる。
・介入:議論が停滞したら、司会者が介入して新たな視点などを与える。
終了
・予定時間が来たら議論の途中であっても終了する。
アイディアの数を数える。
模造紙やホワイトボードの内容を写真などで記録しておく。
参考文献
鈴木克明・美馬のゆり編著 意見を出し合い整理する 学習設計マニュアル p 71-72