行動主義心理学を踏まえた学習支援の原則で、自己学習・個別学習用のeラーニング教材を作るときに参考になります。
用語集
プログラム学習の5原則
概 要
解 説
1.積極的反応の原理:学習者がどの程度理解したかは、問題に答えさせて判断する。外に出してみることで初めて学習の程度が判明すると考えよ。
2.即時確認の原理:学習者の反応の成否をすぐ知らせる。学習者は、自分の反応が正しかったかどうかを知った上で、次の反応を要求されるようにせよ。
3.スモールステップの原理:学習者がなるべく失敗しないように、学習のステップを細かく設定する。失敗をするとそれが定着する危険性があると考えよ。
4.自己ペースの原理:学習者個々が自分のペースで学習を進められるようにする。適当なスピードは学習者それぞれによって異なると考えよ。
5.学習者検証の原理:プログラムの良し悪しは、専門家が判断するのではなく、実際に学習が成立したかどうかで判断する。そのためには、未学習の協力者に開発中のプログラムを試用してもらい、必要に応じて改善せよ。
行動主義心理学では、整えられた条件の中でどのぐらいの数だけ反応練習をしたかが学習効果を規定していると考えます。正しい反応には必ずそれを「強化」するためのフィードバックが与えられるべきであり、その学習プロセスを保証するためには個別学習が基本となるという考えが、1〜4番目の原則に表れています。最後の原理は、現在でもIDプロセスにおける「形成的評価」ないしは「フィードバックと改善」の考え方に継承されています。
参考文献
鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 90