人材開発バリューチェーンにおいて、中間に位置し、研修部門が直接目指すアウトプットを示しています。4つのカードが以下のように設定されています。
・社員のマインドセットと文化(HRスコアカードと接続)
・リーダーシップと社員の行動
・社員のコンピテンシー
・社員の成功(バランススコアカードに接続)
用語集
ワークフォーススコアカード
概 要
解 説
研修部門の視点で考察すると、人材開発バリューチェーンの価値連鎖の出発点が研修部門にあり、そこから組織の構成員一人ひとりの成功が生み出されます。そして、組織の構成員それぞれの成功が、組織全体の成功につながっていきます。構成員一人ひとりが成功(社員の成功)するためには、職務をしっかり遂行するための力量(社員のコンピテンシー)を身につけていることと、その力量を日々の行動の中で出し切ることを支援するマネジメント(リーダーシップと社員の行動)の存在が不可欠です。それに加えて、力量向上を目指そうとする本人の意欲とそれを支える組織文化(社員のマインドセットと文化)がなければ、構成員個々の成長は止まってしまいます。これら全体を下支えするのが研修部門の仕事であり、そのためには、受講者が所属する部門のマネジメントと協働して受講者一人ひとりのやる気を高め、スキルを育て、行動変容を支えていくことが求められています。
参考文献
鈴木克明 (2015) 研修の評価・改善を計画する 研修設計マニュアル 北大路書房 p193-195