用語集

人的資本経営

概 要

従業員が持つ知識、スキル、経験、意欲などを単なる「コスト(費用)」ではなく、価値を生み出す「資本(資産)」と捉え、その価値を最大限に引き出すことで企業価値の中長期的な向上を目指す経営のあり方です。

解 説

従来の「人的資源管理」がいかに人材を効率的に管理・配分するかに焦点を当てていたのに対し、「人的資本経営」では、人材のスキルや能力は投資によって伸ばすことができるものと考えます。企業内教育においては、以下のような視点が求められます。

・経営戦略と人材育成の連動
教育を単なる福利厚生やコストとみなすのではなく、「会社がどのようなビジネスゴールを達成したいのか」から逆算して、社員に必要な行動(パフォーマンスゴール)を定義し、育成計画を立てます。
・HPI(ヒューマンパフォーマンスインプルーブメント)の実践
人的資本経営の理念を絵に描いた餅にせず、組織に実装するための実行手法として「HPI」の枠組みが非常に有効です。経営課題からパフォーマンスギャップを分析し、適切な教育的介入を行うことで事業成果に結びつけます。
・経営層のコミットメント
変革のイニシアチブは人事部だけでなく、経営陣や取締役会が中心となって取るべきだとされています。

参考文献