用語集

価値の連鎖(バリューチェーン)

概 要

1985年にマイケル・E・ポーターが提唱したこの分析手法は、企業の様々な活動を主要な活動と支援活動に分類し、それらが最終的な付加価値にどのように寄与しているか、その量的・質的な関係を示すものです。企業が他社よりも優れた価値を提供できるようになるために、効果的に活動を管理し、競争優位を築くために使用されます。

解 説

研修担当者の役割は、研修設計を通じて組織戦略に貢献し、Balanced Scorecard(BSC)の「学習と成長の視点」から事業成果を向上させることにあります。具体的なストーリーとして、研修が従業員の知識を増やすことで、それが顧客業務プロセスの改善につながります。このプロセスの改善が顧客満足度の向上に寄与し、最終的には売上総利益といった財務指標の向上にも繋がっていくと考えられます。
研修は従業員のスキルや知識を向上させ、彼らが業務においてより効果的に働けるように支援します。この効果的な働きが、顧客業務プロセスの改善につながり、それによって顧客満足度が向上します。満足度の向上が顧客ロイヤルティを高め、最終的には企業の財務面にも良い影響を与えることが期待されます。
このような研修の効果を定量的・定性的に評価し、組織の成果を向上させることが、研修担当者の重要な役割となります。

参考文献

鈴木克明 (2015) 研修のメリットを主張する 研修設計マニュアル 北大路書房 p68-70