用語集

個人的知識・手続的知識・命題的知識

概 要

私たちが持っている知識を、その性質によって3つの種類に分類した枠組みです。自らの直接的な体験から得る「個人的知識」、やり方や技能に関する「手続的知識」、そして事実や真実として社会的に認められている「命題的知識」に分けられます。

解 説

知識の種類によって、その特徴や他者への示し方は異なります。「個人的知識」は自分自身が見聞きした経験などであり、他人に信じてもらうには客観的な説得が必要になります。「手続的知識」は泳ぎ方や楽器の弾き方などのように、言葉で説明するよりも実際にやってみせることで証明される個人的な知識です。 一方で、学校などで学ぶ歴史や科学の知識の多くは「命題的知識」にあたります。これらは自分自身の直接的な経験ではなく、誰かが発見して「本当のこと」だと認められた間接的な情報です。そのため、知識とは単に暗記して覚えておくものだと受け身で捉えられがちですが、それが常識として共有されるまでには、様々な視点から妥当性が検討されてきたという背景を理解することが重要です。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』