用語集

個別化教授システム方式(PSI方式)

概 要

1960年代にF・S・ケラーによって提案された、完全習得学習を発展させた教え方です。クラスの全員に対して、最低限の学習目標を確実にクリアさせたい場合に用いられる、個人の学習ペースを尊重したシステムです。

解 説

この方式では、あらかじめ綿密に作られた独習用の教材と単元ごとのテストを用います。学習者は自身のペースで学習を進め、理解できたと判断した時点で「プロクター(学習指導員)」からテストを受けます。合格すれば次の学習へ進み、不合格の場合は合格するまで何度でも教材への再挑戦や補習を行うことで、確実な習得を目指します。 このシステムにおいて教員の主な役割は教材やテストの準備であり、一斉に行われる講義は知識の伝達ではなく、主に学習への意欲を高める(動機づける)目的で補助的に実施されるのが特徴です。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』
鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』