用語集

共調整学習

概 要

学習を個人の活動にとどめず、複数人で互いに影響を与えながら調整を行っていくプロセスのことです。グループで活動することで、実行する側と客観的にモニタする側の役割が自然と生まれ、自分や他者の思考プロセスを観察しコントロールし合う「共同的メタ認知」が働きます。

解 説

個人の自己調整を複数人で行うことで、多様な視点からの気づきが得られたり、相手に伝えるための言語化を通じて新しいアイデアや共通の知識が整理されたりする効果があります。 この学習をうまく機能させるためには、他者と異なる意見を述べることを批判と受け取らず、創造的で建設的な意見交換ができる土台づくりが不可欠です。そのため、グループで議論する際には、熟練したファシリテーター役を配置することが望ましいとされています。参加者同士の相互作用を通じてプロセス全体を共有しますが、最終的に学習し成長するのは各個人であるという点が大きな特徴です。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』