用語集

学校の情報技術モデル

概 要

ロバート・ブランソンが提唱した、情報社会における学校のあり方と教師の役割の変遷を示したモデルです。「口頭継承モデル」「現在のモデル」「情報技術モデル」の3つの段階で教育環境を捉えます。

解 説

最終段階である「情報技術モデル」では、教師が教室内で知識を一手ににぎる「情報コントロールタワー」としての姿を消します。代わりに、情報技術による「知識のデータベース(貯蔵庫)」や「エキスパート(専門家)システム」を子どもと教師が取り囲み、生徒はテクノロジーを活用して自律的・協同的に知識を構築します。このとき教師は、教科内容を一方的に講義するのではなく、機械システムからまず学ぶ経験を生徒に持たせ、自身は「例外や問題点に対処するために待機する(サポート役に徹する)」側に回ります。
実務においては、学校教育や企業研修にICT・eラーニングを導入する際、単に「講義動画を配信する(現在のモデルのデジタル化)」にとどまらず、受講者がシステムやデータを主導的に活用し、講師がその活動を支援する「学習者中心の環境」へと転換するための設計指針として活用されます。

参考文献

鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』