用語集

学習方略

概 要

学習者が自身の学習を効果的かつ効率的に進めるために、意識的または無意識的に用いる「学び方のテクニックやアプローチ(認知的な操作や行動)」のことです。

解 説

インストラクショナルデザインにおいて、教える側が「どう教えるか(教授方略)」を考えるのと対をなす概念で、学ぶ側が「どう学ぶか」を指します。具体的には、記憶を助けるための「精緻化」や「構造化」、自分の学習状況を客観的に監視・調整する「メタ認知的方略」、学習への意欲や集中力を保つ「情意面の方略(コーピングスキルなど)」が含まれます。 実務においては、研修の中で単に知識を伝達するだけでなく、受講者自身が現場に戻った後も自律的に学び続けられるように、効果的な「学習方略」そのものを指導し、自立した自己調整学習者を育成することが重要とされています。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』
R.M.ガニェ,W.W.ウェイジャー,K.C.ゴラス,J.M.ケラー / 鈴木 克明,岩崎 信 監訳(2007)『インストラクショナルデザインの原理』