用語集

学習目標の明確化3要素

概 要

学習目標に関するロバート・メーガーの概念では、学習目標は学習成果を示す手段であり、効果的な学習には以下の3つの要件が必要です。まず、学習者を変え、新しい知識やスキルを身につけさせること。次に、期待する方向に学習者を導くための指針を提供し、最後に、学習者が誤った方向に進まないようにすることが重要です。これらの要件を満たす学習目標は、学習者の変容と理想的な学習の方向への導き、誤った進路を回避する役割を果たします。

解 説

学習目標の中で学習者に求める成果が何であるかを学習者にもしっかりと示すことが有用であり、また、良い目標を作るためには「分析」を行うことが重要であり、分析が不完全だと妥当な目標は設定できないとも言われています。
1.行動で目標を示す
学習者の目標は行動で示されるべきです。内的な変化は観察できないため、外部で確認可能な動詞を使用して目標を表現することが重要です。例えば、「理解を深める」という目標は抽象的ですが、「新しい言葉を使って説明する」といった具体的な行動に変換できます。
2.評価の条件を示す
目標行動が評価される条件を明示的に示すことが重要です。学習者にとって何が許可され、何が制限されているかを明確に説明します。例えば、「電卓を使って」とか「辞書を見ないで」といった具体的な条件を指定します。
3.合格基準を示す
目標が達成されたかどうかを判断する基準を示すことが必要です。達成の尺度を設定し、例えば「すべての問題を正解する」か、「5分以内で泳ぐ」など、具体的で測定可能な合格基準を示します。「3%の誤差」のような正確さの指標も示されることがあります。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「ムダのなさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 156