エンゲージメントの度合いによって段階づけられた学習経験のモデルのことです。
パリッシュは学習経験の要因モデルにおいて6段階の学習経験レベルを提案しています。その最上位である美学的経験の実現を目指すべきではありますが、容易に設計できるものではないため、設計した学習経験がどのようなレベルにあるのかを点検する重要性を示しています。
用語集
学習経験の要因モデル
概 要
解 説
パリッシュの学習経験要因モデルは、以下の段階で学習経験を捉えています。
無経験: 学習がまったくない状態。
機械的繰り返し: 単純な繰り返しによる学習。
ばらばらな活動: 孤立した活動や情報の取得。
心地よい習慣: 学習が習慣として身につく段階。
挑戦的な企て: 新しい挑戦や目標をもつ段階。
美学的経験: 最高水準の学習経験。
これらの段階において、学習状況と学習者個人の意思が学習経験の質に影響を与えます。
学習状況に係る要因:
一貫性
共鳴性
切迫性
可塑性
直接性
学習者個人に係る要因:
信頼感
開放性
プレゼンス
意図
eラーニングの場合、受身的な学習を排除し、切迫性や一貫性を導入することが重要です。職場のストーリーや自身に関連する課題を取り入れ、学習者の共感を引き出すことも重要です。理想の学習者は、自らの目標を理解し、学習経験の向上に貢献できるプレゼンスを持ち、開かれた心で学習に取り組む開放性を有し、信頼感をもって学習に臨むことができる人物です。
参考文献
鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びたさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 24