「形成的評価」は、教材作成の過程で進捗をモニタリングし、効果を評価しながら修正や改良を加えることで、最終的な教材の質を向上させる手段です。形成的評価は主にプロセス中心であり、学習者の理解度や教材の有効性をリアルタイムで確認し、適切なアジャストメントを可能にします。
これに対して、「総括的評価」は、教材が完成した後に行われ、最終的な成果や効果を総合的に評価するものです。形成的評価とは異なり、教材の最終版に対する判断や採用可否の判断に焦点を当てます。
用語集
形成的評価
概 要
解 説
教材の評価を進める3つの段階は以下の通りです。
1.1対1評価(個別評価):
目的:教材を使う1人の学習者に対して、1人の評価者が密接に進行を観察し、評価を行います。
活動:教材やテストから明白な誤りを特定し、学習者の反応を観察します。フィードバックを通じて修正を行います。必要に応じて複数回繰り返します。
2.小集団評価:
目的:複数の学習者を対象にして、各学習者が独立して学習を進めた際の問題を特定し、教材の効果を確認します。
活動:一定数の学習者を集め、教材の効果が複数人でどのように発揮されるかを評価します。同時に、教材の適切性や学習者同士の相互作用も観察します。
3.実施テスト:
目的:教材が実用に耐えるかどうかを確認し、教材の実施における課題や管理、関連性を実際の状況に近い形で評価します。
活動:現実的な状況で教材を実施し、約30人の学習者を対象に評価を行います。評価結果は宣伝にも活用される可能性があります。
参考文献
鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「わかりやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 142