用語集

態度の指導方略

概 要

9教授事象に基づいた「態度」の教え方のヒントであり、「ある物事や状況を選ぼう/避けようとする気持ちを持つ」ことを目指した教育の設計指針となります。

解 説

態度の学習には「自発的に選択する/避ける気持ちを持たせる」ために、学習者が選択しよう(避けよう)と思えるだけの材料を多角的に提供することがポイントとなります。そこで「知ることは気持ちを変える第一歩」であると捉え、複合型分析に基づいて態度に関連する言語情報や知的技能、運動技能を明らかにします。そして、学習者がこれらの知識・技能をどの程度持っているかを確かめ、不足しているのであれば学ぶ機会を提供します。基礎となる知識や技能の大切さを強調して説明します。
その上で、学習者にとって説得力のある人物・情報源が何であるかを調べ、その人物などに協力してもらい、ある場面での選択行動について実演や説明を行うのが有効です。この際に、良いとされている選択行動の重要性を解説します。また、他の人がその態度表明によって得られた良い結末を事例として紹介することで代理経験をさせること(人間モデリング)も効果的とされます。
練習においては、「この場合あなたならどうする」式の問題設定をして、良い結末/そうではない結末を疑似体験させます。異なる立場間で意見交換をして、ゆさぶりと深化を与えるのも有効です。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 74