ジーン・レイヴとエティエンヌ・ウェンガーが提唱した、学習を「個人の頭の中での知識の獲得」としてではなく、実践共同体(コミュニティ)への参加の度合いが変化していくプロセスとして捉える学習理論です。
用語集
正統的周辺参加
概 要
解 説
徒弟制度などの観察から導き出された概念です。新参者は、最初は共同体の周辺的な位置で簡単な(しかし正統で意味のある)タスクを担います。そこから熟練者の振る舞いを観察し、他者との相互作用を通じて徐々にスキルや文化を身につけ、やがて中心的な役割を担う一人前へと成長していきます。 実務の職場学習(ワークプレイスラーニング)やOJTの設計においては、新入社員を孤立させることなく、いかに早く現場のコミュニティに意味のある形で参加させ、先輩との関わりの中で自然な学び(インフォーマル学習)を促進するかを考えるための重要な理論的基盤となります。
参考文献
鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』
R.A.リーサー,J.V.デンプシー / 鈴木克明,合田美子 監訳(2013)『インストラクショナルデザインとテクノロジ』