用語集

活動制御理論

概 要

ユリウス・クール(J. Kuhl)が提唱した、学習者が学習意欲を持続させ、困難や誘惑に直面しても目標達成に向けて自身の行動や感情を適切にコントロール(自己調整)するメカニズムを説明する理論です。

解 説

学習における動機づけ(やる気)は、一度高まれば自動的に維持されるわけではなく、学習過程での内的・外的な要因によって常に変動します。この理論は、学習者が「やろう」と決心したことを実際の行動に移し、完了するまでに直面する障害(焦り、不安、他の誘惑など)をどのように乗り越えるかという「意志の力(Volition)」に焦点を当てています。 実務においては、eラーニングや長期的な研修プログラムにおいて、学習者が途中で挫折せずに学び続けられるよう、自己モニタリングやコーピングスキルといった学習方略を支援・育成する環境を設計するために重要とされています。

参考文献

鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』