用語集

活動制御理論

概 要

クール(1984)による理論では、ある目的を達成すると決断した後、その目的を達成するために障害を避けるための6つの方略に焦点を当てています。これは自己制御活動のモデル化であり、選択された活動を実行し、その実行を継続・維持するための手段として考えられています。

解 説

この理論において、クールが提案した6つの方略は以下の通りです。

1.選択的注意: 現在の目標に関連する情報にだけ注意を向け、対立する活動の情報処理を避ける。
2.記号化制御: 現在の目標に関連する情報を選択的に意識に上らせ、それ以外の情報を無視する。
3.感情制御: 現在の目標を支援する感情に焦点を当て、逆に目標を妨げる感情を抑え込む。
4.動機づけ制御: 現在の目標の重要性や卓越性を再確認し、特に初期段階で有効な方略。
5.環境制御: 周りの人に行動計画を伝えたり、環境を整えて現在の目標を守るためのサポートを得る。
6.情報処理の倹約: 十分な情報が得られた時や行動をやめるべき時を見極め、現在の目標を守るために積極的な決定を行う。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びたさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 36