用語集

湖面の水紋IDモデル

概 要

M.D.メリルが提唱した、現実的で全体的なタスク(問題)を中心に据え、そこから波紋が広がるように必要な知識やスキル、指導方略へと徐々に設計を広げていく教育設計モデルです。

解 説

従来のIDアプローチが、複雑なスキルを細かく分解しすぎ、初期段階では部分的なスキルの習得にフォーカスするため、最終的にそれらを統合して現実のタスクを実行するのが難しくなるという批判から生まれました。 このモデルでは、池に石を投げ入れるように、まず学習者が解決すべき「全体的なタスク(本質的な問題)」を中央に設定します。そして、そのタスクを達成するために必要な要素を波紋のように外側へと広げながら設計していきます。実務では、細切れの知識伝達に終わらず、学習者が複雑な現場課題に対処できる実践力を育成するために用いられます。

参考文献

R.A.リーサー,J.V.デンプシー / 鈴木克明,合田美子 監訳(2013)『インストラクショナルデザインとテクノロジ』
鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』