用語集

画面構成理論

概 要

M・デイビッド・メリルが提案したIDモデルは、1980年代のコンピュータ支援教材の開発プロジェクト(TICCIT)のために作られました。このモデルでは、教えたい内容ごとに以下の3つのeラーニング教材を用意し、学習者が好みや学習スタイルに合わせて選んで学ぶことを提案しています。

1.一般則の提示
2.事例の提示
3.(事例の)練習問題の出題

このモデルにおいて、学習者が好きな画面を選んで学ぶことができるため、個々の学習スタイルやニーズに柔軟に対応できる特長があります。それぞれの教材が異なる学習アプローチを提供し、組み合わせることで総合的な理解とスキルの向上が期待されます。

解 説

このモデルでは、教えたい内容と教え方をそれぞれ「抽象化された一般形」と「具体的な事例」、そして「提示する」と「問いかける(出題)」の2×2の表に分けています。これにより、教材に最低限必要な要素を「一般形の提示」「事例を提示」「一般形を出題」「事例を出題」の4つとし、その中で「一般形を出題」を必須の要素から外しています。このモデルの着想は、具体例を用いた事例を練習問題として提供することが重要であり、後のID第一原理にもこの精神が引き継がれています。

画面構成理論は、学習課題を課題タイプ(事実、概念、手順、原理)とパフォーマンス(記憶する、利用する、発見する)の二次元に整理し、必要となる画面の種類を特定する理論の一部です。このアプローチにより、異なる学習課題に対して最適な教材の構成や提示方法を検討しやすくなります。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 106