用語集

目標明確化の3要素

概 要

研修における学習目標、目指すゴールを明確化するために必要な要素で、それぞれ、行動目標・評価条件・合格基準が重要な要素となります。

解 説

行動目標:行動で目標を表す
目標明確化の第1のポイントは、学習者の「行動で」目標を表すことです。「〜を理解する」「〜を知る」「〜に気づく」というような目標は、学んでほしいことをそのまま記述していると言える反面、うまく教えられたかどうかをどうやって確かめたら良いのかが明確ではありません。評価方法がわかるように行動化します。その際、むだな暗記は目指さずに、職場で求められる行動に近づけると良いでしょう。
評価条件:評価の条件を示す
目標明確化の第2のポイントは、目標行動が評価される条件を明らかに示すことです。条件には「電卓を使って」や「辞書持ち込み可で」「ジョブエイドを使いながら」「一覧表を参照しながら」のように、学習者が目標行動を行うときに何を使って良いのか、あるいはどのような制限があるのかを示します。丸暗記だけが研修の目標ではない。職場で求められる条件に合致させます。
合格基準:合格基準を示す
目標明確化の第3のポイントは、合格基準を記述することです。「全問正解」とか、「与えられた5つの目標の中で4つ以上」などです。その他の基準として、「1分以内に泳ぐ」のような速さや「誤答率5%以内で測定する」のような正確さを明らかにするものを含める場合があります。職場で求められる習熟度に合致させます。

参考文献

鈴木克明 (2015) 研修の学習成果を定める 研修設計マニュアル 北大路書房 p104-105