用語集

科学的知識の暫定性

概 要

現在「正しい」とされている科学的な知識や理論は絶対的で不変なものではなく、新たな発見や視点、証拠の蓄積によって将来更新されたり修正されたりする可能性があるという認識のことです。

解 説

学習者が高度な知的技能やクリティカルシンキングを身につける上で重要な認識論的態度です。ペリーの認知的発達段階説などにおいても、知識を「絶対的な正解があるもの」と捉える段階から、「状況や文脈によって相対的であり、自ら構築していくもの」と捉える段階への発達が示されています。 実務や高等教育の研修設計においては、受講者に既存の知識を単に暗記させるのではなく、常に批判的な視点を持ち、自ら情報を探究して新しい知を構成し続ける自律的な学習者を育成するための基盤となる考え方です。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』