はじめに学習者に最終的なゴールの全体像がわかる単純な課題(縮図)を与えてから、徐々に複雑な課題に取り組ませる教え方で、答えがはっきりしていて、構造が明確な問題解決学習に最適です。
チャーリー・M・ライゲルースが提案しました。最初に全体像を把握すると理解がしやすいと言われているためです(スキーマ理論)。
用語集
精緻化理論
概 要
解 説
精緻化理論は、最初に広角レンズで全体を見て、詳細な部分へ焦点を当てる往復運動を繰り返すイメージから、「ズームレンズモデル」とも言われます。例えば、「ワープロソフトで図表の入った文書を作成できる」というゴールがあったとします。書式設定、表、図など、一つひとつの機能をしっかり学び、最後にそれらを統合してゴールとなる文書を作成し、印刷・保存する、というアプローチではなく、最低限の書式設定(フォントの変更だけ)、保存、印刷を学べばできる単純な文書の課題(縮図)から始めます。学習者は一連の流れを掴むと同時に、一つの成果物を手にすることで達成感を味わいます。徐々に課題を複雑にすることで、最終的なスキルの獲得を目指します。
参考文献
鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 54