用語集

評価方法の経済性

概 要

評価はなるべく実務に近い形で行うのが妥当性を担保するためのルールです。一方で、評価に必要となるコスト面も考慮する必要があります。評価方法には一般に、妥当であればあるほど手間暇や時間がかかるトレードオフが存在します。「これができれば職務でも大丈夫だろう」という見込みを含めて、できるだけ効率が高いムダのない評価方法を選択するという面を忘れてはなりません。

解 説

研修で学ぶ成果は個々バラバラに確認するよりは、現実の文脈に近い状況設定の中で活用できるかを確認することが重要です。これを実際の職務の中で行なっていくのがOJTということになりますが、それでは周囲に迷惑がかかるし研修効率も高くありません。研修という場では現実を凝縮した形で再現し、その中で職務で役立つ学びを集中して体験させます。その出口の評価としては、「これができれば職務でも大丈夫だろう」という見込みにしか過ぎないので、その見込みが正しいかどうかは、行動変容の評価からのフィードバックを受けて再吟味・再構築していくことになります。

参考文献

鈴木克明 (2015) 研修の評価・改善を計画する 研修設計マニュアル 北大路書房 p193-195