用語集

認知主義的学習観

概 要

学習の仕組みや有効な学習法などに関して個々人が持つ信念(学習観)のうち、学習を単なる量や結果の蓄積としてではなく、情報がどう処理され理解されるかという「学びの質」に重きを置く学び方の傾向のことです。

解 説

量や結果を重視し、丸暗記などを良しとする「非認知主義的学習観」と対比される概念です。認知主義的学習観を持つ学習者には、勉強する前にどうすればうまくいくかを考える「方略志向」、ただ暗記するのではなく理解して覚える「意味理解志向」、答えを出すだけでなく考え方を大切にする「思考過程重視志向」、間違いを次に活かす材料とする「失敗活用志向」という4つの特徴があります。実務の研修においては、単なる反復練習(非認知主義的な学習)を強いるのではなく、学習者が自らの内的プロセスを意識し、情報を既存知識と結びつけて深く理解できるような支援(精緻化や先行オーガナイザーの提示など)を設計することが重要です。

参考文献

鈴木 克明,美馬 のゆり(2018)『学習設計マニュアル』