伝統的な職人の「徒弟制度(見習い)」の仕組みを認知的なスキルの学習に応用し、専門家の頭の中にある目に見えない思考プロセスを可視化して学習者に模倣・習得させる教育手法です。
用語集
認知徒弟制
概 要
解 説
ジョン・S・ブラウンらによって1980年代に提唱された構成主義的な学習アプローチです。単に知識を教えるのではなく、まず専門家がやって見せ(モデリング)、学習者が実践するのを支援し(コーチング)、徐々に支援を減らして自立させる(フェーディング)というステップを踏みます。実務の人材育成においては、複雑な問題解決やクリティカルシンキングなどの高度な「認知的方略」を育成する際に有効です。熟練社員の暗黙知を言語化させ、新入社員が現実の業務文脈の中で段階的にプロの思考法を身につけられるようにOJTを設計する基盤となります。
参考文献
R.A.リーサー,J.V.デンプシー / 鈴木克明,合田美子 監訳(2013)『インストラクショナルデザインとテクノロジ』
鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』