教材やeラーニングなどのシステムを設計・評価する際、専門家や設計者自身が「初心者の学習者」の立場に立って、学習の進行ステップを一つずつなぞりながら問題点を発見するインスペクション(点検)手法です。
用語集
認知的ウォークスルー
概 要
解 説
ユーザビリティ評価の一つであり、実際の学習者を集めてテストする前の段階で、低コストかつ迅速にシステムや教材の不具合(使いにくさ、わかりにくさ)を洗い出すために用いられます。「学習者はここでこのボタンの意図に気づくか」「この説明で次の行動がわかるか」といった問いを立てながら検証します。 実務においては、教材開発の初期段階(プロトタイプ)で行う形成的評価の一部として活用されます。設計者の「わかっているつもり」という盲点を排除し、学習者の認知的負荷を減らす直感的な学習環境を構築するのに役立ちます。
参考文献
鈴木 克明(2002)『教材設計マニュアル』
鈴木 克明, 市川 尚,根本 淳子(2016)『インストラクショナルデザインの道具箱101』