M・デイビッド・メリルが2002年に発表しました。数多くのIDモデルや理論に共通する方略(すなわち第一原理)が5つあるとして、効果的な学習環境を実現するための要件を5つにまとめたものです。(メリルのID第一原理)
用語集
IDの第一原理
概 要
解 説
1.問題 (Problem)
学習者に対して、実際の業務や現場で起こりそうな問題や課題に取り組ませます。これにより、学習は実践的でリアリティのある状況に結びつきます。
2.活性化 (Activation)
過去の経験から得た知識を呼び覚まし、学習者が既存の知識を新しい状況に適用できるようにします。学習者はグループで考え、自らの経験を活かして問題にアプローチします。
3.例示 (Demonstration)
新しい知識やスキルを「伝える」だけでなく、「例示」することが重要です。これは、理論や概念を実践的なケースやデモを通じて示し、学習者に具体的なイメージを提供します。
4.応用 (Application)
学習者には、学んだことを実際の状況に「応用」する機会が提供されます。新しいケースや課題に取り組み、学習した知識やスキルを実践的に使ってみることが奨励されます。
5.統合 (Integration)
最終的には、学習者が新しい知識やスキルを実務に「統合」できるようにサポートします。学習内容を現場で実践し、振り返りながら学びを活かしていく機会が提供されます。
このアプローチによって、学習者は実際の業務に即した問題に取り組み、経験を通じて深い理解とスキルの獲得を促進します。
参考文献
鈴木克明 (2015) 教えないで学べる研修を着想する 研修設計マニュアル 北大路書房 p33-36