用語集

KJ法

概 要

収束技法の一つで、ブレインストーミングで発散させた多くのアイディアを整理・絞り込むために使用される手法です。各アイディアをカードに書き込み、それを基準にしてグループ分けし、空間的に配置します。その後、まとまったカード群に名称(ラベル)を付け、それらの関係性を記述・図解してまとめていきます。

解 説

KJ法の実施方法は以下の通りです。

1.カードに1アイディアのみ記述:
ブレインストーミングで出されたアイディアを1つずつカードに記述します。文章で記入し、具体的かつわかりやすい表現を心がけます。
2.ランダム貼り付け:
記入したカードをランダムにホワイトボードや模造紙に貼り付けます。意味が近いアイディア同士を見つけ、近くに貼り付けるようにします。アイディアを意味で分類します。
3.グループ編成:
全てのカードをざっと見ながら、意味や文脈が近いカードをグループにまとめます。2〜3枚の小グループにまとめていきます。
4.グループ見出し:
各グループに見出しを書いたカードを貼ります。
全ての見出しを書き終わったら全体を見直し、近いものをまとめ、新たな見出しをつけていきます。
5.図解化:
大きなグループを整理し、関係性を記述していきます。
大きなグループの中で共通するものをサークルで囲み、線や矢印で関係性を表現します。
6.文書化:
5の結果を基に、全体の関係性を文書化します。得られた情報を文章にまとめ、整理されたアイディアの概要や関連性を説明します。

用 例

研修担当

先日、営業部のマネージャーが「営業員として業績を上げるために必要な能力について、どう考えていこうかな」って話をしてました。

研修部部長

それは営業部全体にとって重要な問題だね。例えばどのような手法があると思う。

研修担当

以前、KJ法というのを聞いたことがあります。

研修部部長

KJ法も向いているよね。様々な要素が出て来るだろうから、まずカードに書き出して可視化することからスタートだね。

研修担当

分かりました。マネージャーに早速話してみます。

参考文献

鈴木克明・美馬のゆり編著 意見を出し合い整理する 学習設計マニュアル p73-75