用語集

STAR遺産モデル

概 要

次の利用者のために遺産(Legacy)を残す仕掛けをする教え方で、深い理解と同時に、問題解決や共同学習、コミュニケーションスキルを向上させたい時に役立ちます。
バンダービル大学の研究チームが1990年代に提案したIDモデルです。STARはSoftware Technology for Action and Reflectionの略。

解 説

ICTの活用により、利用者が次の利用者のために遺産を残せる仕掛けを9つのステップで提供し、柔軟に成長させる教材を実現しました。
利用者に、学習過程の中で今どこに位置しているのかを思い出させ、次にやるべきことを示すと同時に、何回か繰り返すうちに複数のチャレンジの類似性に気づかせる効果を狙っています。学習サイクルを提示し、それを意識しながら教師や学習者が工夫を凝らして問題を解決していくことで、教材設計者が意図する学習プロセス自体を身につけていくことが期待されています。また、遺産を残すことが「次の利用者へ役に立つ」という実感になるため、学習者が動機づけられて活動の質が全体的に高まること、サイクルを回す前に「見通し」を立てておくように誘導すると学習ステップについての自覚が増すことなどが報告されています。

参考文献

鈴木克明監修 市川尚・根本淳子編著 「学びやすさ」の道具 インストラクショナルデザインの道具箱101 p 62