第16回日本医療教授システム学会総会・学術集会にてポスターセッションで発表しました|イベントレポート
2024年3月7日-8日に武蔵野大学有明キャンパスにて開催されました第16回日本医療教授システム学会総会・学術集会に、
弊社のインストラクショナルデザイナー 荒木・月足の2名が参加し、それぞれポスターセッションで発表いたしました。
発表内容
MR(医薬情報担当者)における「教育評価」要素の効果的活用とその影響
荒木 恵(リープ株式会社)
<概要>
インストラクショナルデザイン(ID)の「5つの視点」の中で、重要な「評価」を学習プロセスのより早い段階で積極的に組み込むことがスキル習得とパフォーマンス向上を促進するかを検証し、実際に、「評価」の実施回数を増やすことが効率的なスキル習得に有効であることが確認された。評価の実施が組織全体のパフォーマンス向上に寄与することが証明されたことで、学習方略の一部としての「評価」の再評価が期待される。
職業人のコミュニケーションスキル向上のための独習プログラムの開発
月足 由香(リープ株式会社)
<概要>
職業人のコミュニケーションスキル育成における指導人材・指導時間不足の課題解決に向けて、学習者の独習により対話スキルを向上させることを目的に、経験学習モデル(Kolb 1984)に沿った対話の振り返り支援による学習プログラムの開発を行い、その有効性が認められた。独習形式での振り返りを通じて学習者の対話スキルを向上できることが示され、このことは指導人材や時間不足に対する解決策となり、今後より効果的・効率的に対話スキルを向上させられることが期待できる。
上記の発表につきまして、多くの学会参加者に足を止めていただき、興味を持って聞いていただきました。
当初、弊社の経験や研究が本当に医療人材のお役に立てるのだろうかという不安もございましたが、参加者の方々とのディスカッションを通して、人が学び育つためのさまざま悩み、困りごと、そして工夫は職業を問わず共有できることを実感いたしました。
これからも人材育成にまつわる様々な情報を発信してまいります。
インストラクショナルデザインに関する疑問・ご質問や、人材育成のお悩みなどがございましたら、ぜひこちらまでお問い合わせください。